研究プレビューにつき、料金は予告なく変わり得ます
このページのファストモード料金と速度の表記は undefined に Anthropic 公式の価格ページとファストモード文書から確認しました。当サイトのモデル価格レジストリが持つ両モデルの標準料金の最終確認日は undefined です。Anthropic はファストモードを申請制の研究プレビューと明示しているので、下の表は「現時点の状態」であって、契約上の条件ではありません。
Claude Opus 5 の仕様と API 料金一覧研究プレビュー · Claude Opus 5 / Opus 4.8
Claude ファストモードの料金
ファストモードは金で遅延を買う機能で、Claude Opus 5 と Claude Opus 4.8 でより高い単価を払い、Anthropic が公表する「出力トークン毎秒 最大 2.5 倍」を得ます。公表済みの料金・速度、プロンプトキャッシュ・長いコンテキスト・Batch API との重なり、そして元が取れるかを判断する計算をここにまとめました。
結論から
Anthropic は Claude ファストモードを、Claude Opus 5 と Claude Opus 4.8 について 100 万トークンあたり入力 $10・出力 $50 で課金しています。機能は研究プレビューの段階で、適用範囲は Claude API(Claude Managed Agents を含む)のみ。利用にはアカウントマネージャーへの申請が必要で、担当がいない場合はウェイトリストに登録します。速度も公表済みで、出力トークン毎秒(OTPS)が最大 2.5 倍、ただし最初のトークンまでの時間(TTFT)は対象外で、知能や能力の変更はありません。同じ料金はコンテキストウィンドウ全体に適用され、入力 200K トークン超でも上がりません。プロンプトキャッシュとデータレジデンシーの係数はこの上に重ね掛けされます。
Claude ファストモードとは
ファストモードはリクエスト単位で選ぶ課金のオプションで、別のモデルではありません。普段呼んでいるリクエストに speed: "fast" を設定し、fast-mode-2026-02-01 のベータヘッダーを添えて有効化します。モデルはそのまま、変わるのは単価と推論構成だけです。
申請が必要な研究プレビュー。トークン単位で課金
Anthropic の価格ページは、Claude Opus 5 と Claude Opus 4.8 について「プレミアム価格で非常に速い出力」と説明しています。ファストモード文書では研究プレビュー扱いで、利用は申請制です。アカウントマネージャーに依頼し、担当がいない場合はウェイトリストへ。料金は独立した一行なので、変わるのは 100 万トークンの金額であって、答えを出すモデルではありません。
出力トークン毎秒は 最大 2.5 倍
Anthropic のファストモード文書は Claude Opus 5 と Claude Opus 4.8 について「出力トークン毎秒(OTPS)が最大 2.5 倍」と述べ、速度の恩恵は OTPS に集中していて最初のトークンまでの時間(TTFT)ではないと明記しています。長いプロンプトなら、応答が始まるまでの待ちは変わりません。同じ文書は変わらない部分も言い切っています。ファストモードは同じモデルをより速い推論構成で動かすだけで、知能や能力に変更はありません。ただし 2.5 倍は上限であって保証ではなく、遅延のパーセンタイルも典型値も公表されていないので、判断が具体的な速度目標に基づくなら両モードを実ワークロードで測ってからトラフィックを移してください。
向いている用途
人が回答を待っている対話系の仕事です。チャット UI、IDE とエージェントのループ、自動補完、リクエスト経路上の抽出処理。裏で回す作業は不向きで、それは Batch API の役割ですが、Anthropic は Batch API ではファストモードが使えないと明記しています。しかもプレビュー中はアカウント単位の許可が必要なので、設計に組み込む前に使えるかを確認してください。
Claude ファストモードの 100 万トークン価格
標準料金は当サイトのモデル価格レジストリ、ファストモード列は Anthropic がプレビュー向けに公表した料金です。最後の列は両者の割り算による当ページの計算で、ベンダーの表現ではありません。
| モデル | 標準料金(入力 / 出力・100万トークン) | ファストモード料金(入力 / 出力・100万トークン) | 標準に対する倍率(入力 / 出力) |
|---|---|---|---|
| Claude Opus 5 | $5.00 / $25.00 | $10.00 / $50.00 | 2x / 2x |
| Claude Opus 4.8 | $5.00 / $25.00 | $10.00 / $50.00 | 2x / 2x |
| Claude Opus 4.7 | 当レジストリに該当行なし | エラーを返し、標準速度にフォールバックしない | — |
| Claude Opus 4.6 | 当レジストリに該当行なし | 標準速度・標準料金で動作し、usage.speed: "standard" | — |
対応する両モデルは同じファストモード料金一行でまとめられており、標準料金に対する倍率はレジストリから計算した値を最後の列に載せました。Opus 4.7 は事情が違い、speed: "fast" を付けたリクエストはエラーを返します。しかも Opus 4.6 と違い標準速度へのフォールバックは起きず、モデル自体は標準速度で使えるままです。Opus 4.6 はエラーすら出ず、標準速度で動き、標準料金で課金され、レスポンスには usage.speed: "standard" と返ります。両者について Anthropic が案内するのは、Claude Opus 5 または Claude Opus 4.8 へ移行してファストモードを続けてください、というものです。両旧バージョンの標準料金を空欄にしているのは、当レジストリに Opus 4.7 と Opus 4.6 の行が無いためです。ベンダーが伏せているのではなく、同じ価格ページで両者とも入力 $5 / 出力 $25 が公表されています。この表はレジストリから再計算できる数字だけを載せています。
キャッシュ・長いコンテキスト・Batch と重なる仕組み
ファストモードが置き換えるのはトークン単価だけで、他の課金係数はその上に残ります。規則は Anthropic の公表、下の合成数値は当ページの計算です。
プロンプトキャッシュはファスト料金を値引きする
キャッシュ料金は入力単価に対する係数として公表されます。Anthropic はプロンプトキャッシュの係数がファストモード課金の上に適用されると明記しているので、キャッシュヒットは標準料金ではなくファスト入力料金に対して割引されます。キャッシュ書き込みも同じ規則です。
Anthropic は長いコンテキストの加算を課さない
この行は価格ページの二つの記述で決まります。ひとつめは、ファストモード料金がコンテキストウィンドウ全体に適用され、入力 200k トークン超のリクエストも含むこと。つまりプロンプトが長くてもファスト料金は階段状に上がりません。ふたつめは、Claude 4.6 以降のモデルがコンテキストウィンドウ全体を標準価格で含むこと。900k トークンのリクエストは 9k トークンと同じトークン単価で課金され、キャッシュとバッチの割引も全ウィンドウに及びます。同クラスとの差はここが最も大きく、当レジストリの他社行では、xAI はプロンプトが 200K トークン以上で Grok 4.7 の入出力をともに 2 倍に、OpenAI と Sakana は 272K 超で入力 2 倍・出力 1.5 倍(GPT-6 Astra と Fugu Ultra v2)です。4.6 より前のモデルに独自の階層があるかは Anthropic が触れていないため、この主張はその境界で止めます。
Batch API とは併用できない
両者は排他です。Batch API は標準料金より安く、遅いのが前提。ファストモードは標準より高く、速さが目的です。待てる仕事なら、割引はこの選択の反対側にあります。
データレジデンシーの係数も上に乗る
今回は Anthropic が数値を出しています。リージョン指定およびマルチリージョンのエンドポイントはグローバルエンドポイントに対し 10% のプレミアムで、Anthropic 公式の Claude API は既定でグローバルです。同じページはデータレジデンシーの係数がファストモード課金の上に適用されると明記しており、10% は標準料金ではなくファスト料金にかかります。この構造の対象は Sonnet 4.5、Haiku 4.5、Opus 4.5 以降のすべてのモデルとされ、ファストモードの両モデルが含まれます。
| 課金係数(Claude Opus 5 の例) | 標準料金(レジストリ) | ファストモード時(算出値) |
|---|---|---|
| キャッシュ読み出し / 更新 | $0.50 | $1.00 |
| 5分キャッシュ書き込み | $6.25 | $12.50 |
| 1時間キャッシュ書き込み | $10.00 | $20.00 |
| Batch API(入力 / 出力) | $2.50 / $12.50 | ファストモードでは利用不可 |
| 入力 200K トークン超のリクエスト | $5.00 / $25.00 コンテキスト全体に適用 | $10.00 / $50.00 コンテキスト全体に適用 |
| データレジデンシー係数 | グローバル比 +10% | 係数を上乗せ |
「ファストモード時」列は公表値ではなく算出値です。Opus 5 のレジストリ行から各係数の比率(キャッシュ読み出し ÷ 基本入力単価、キャッシュ書き込み ÷ 基本入力単価。1 時間書き込みもレジストリに載ったので同じ手順です)を読み取り、それをファスト入力単価にかけています。根拠は、Anthropic がキャッシュとレジデンシーの係数をファストモード課金の上に適用すると明記していることです。こうした合成値を Anthropic は印刷していないので、予算の目安として使い、請求書で確認してください。ただし「入力 200K 超」の行は例外で、両列とも公表値であり、どちらもプロンプト長で上がりません。データレジデンシーのマスは計算した金額ではなく、Anthropic が公表したエンドポイント 10% プレミアムを示しています。
Claude ファストモードが使える範囲
実際に使えるかは四つの記述で決まります。Anthropic が挙げた提供先、明確に除外した提供先、何も書いていない領域、そしてプレビューの開放方法です。
Claude API(Claude Managed Agents 含む)のみ
Anthropic の書き方は明確です。ファストモードは研究プレビューとして、Claude API(Claude Managed Agents を含む)でのみ利用できます。Managed Agents は同じ一次窓口なので、ファスト料金は Anthropic 自身の API が定義し、Anthropic が提供します。他社のコンソール経由のリクエストは範囲外です。
Bedrock・AWS・Google Cloud・Foundry は対象外
ファストモード文書は提供先を名指しで挙げています。Amazon Bedrock、Claude Platform on AWS、Google Cloud、Microsoft Foundry では利用できません。価格ページも同じ規則を別の言い方で繰り返しています。パートナー運営のクラウドではなく Anthropic 公式 API 限定、ということです。これら経由で Claude を使う契約なら、標準速度・標準料金で計画してください。Anthropic は「後日提供」ではなく「未提供」として列挙しています。
Claude アプリは公表リストに載っていない
Anthropic の公開リストは Claude API と Claude Managed Agents だけを挙げ、Claude アプリ(無料枠も Pro も Max も)には一切触れていません。記述の欠落であって明確な否定ではないため、本ページではアプリを「公表範囲に含まれない」と書き、「使えない」とは断定しません。アプリ側に同じ切り替えがあるのか、プラン上限をどう消費するのかも、確認した文書に記述が無いため未確認のままです。
申請制の研究プレビュー
有効化はセルフサービスではありません。Anthropic はアカウントマネージャーへの依頼を求めており、担当がいない場合はファストモードのウェイトリストへの参加を案内しています。プレビューに終了日の公表はなく、期間中は料金も、対応モデルの一覧も、提供プラットフォームも変わり得ます。この数字で予算を組む前に、ベンダーの価格ページとファストモード文書を読み直してください。
ラインナップの中でこの料金は何を買うのか
同じプレミアムでも、何を基準にするかで印象が変わります。以下はすべてレジストリの 100 万トークン料金です。
| モデルとモード | 入力 / 100万トークン | 出力 / 100万トークン |
|---|---|---|
| Claude Opus 5 — ファストモード | $10.00 | $50.00 |
| Claude Fable 5.1 — 標準料金 | $10.00 | $50.00 |
| Claude Opus 5 — 標準料金 | $5.00 | $25.00 |
| Claude Sonnet 5 — 標準料金 | $2.00 | $10.00 |
| Claude Haiku 4.5 — 標準料金 | $1.00 | $5.00 |
トークン単価で見ると、Opus 5 のファストモードは Claude Fable 5.1 の標準料金と同じ入力・出力の価格に着地します。100万トークンの金額は同じで、モデルが違う。速さを求める前に比べるべき点がここです——同じ請求額で標準料金で走れたモデルが、その用途により良い答えにならないのか。
Claude ファストモードのプレミアムは元が取れるか
課金は単価の掛け算なので、この問いには計算で答えられます。リクエスト 1 本で浮く時間をいくらと見なすか。
試算するワークロード:月 500 リクエスト、各リクエスト入力 10K・出力 1K トークン、Claude Opus 5 でキャッシュヒットなし。
- 標準料金の月額
- $37.50
- ファストモードの月額
- $75.00
- 月額の増分
- +$37.50
- 1 リクエストあたりの増分
- +$0.075
判断の目安
人が回答を待っていて、1 本あたりの追加費用が節約時間に比して小さいなら、プレミアムを払う価値があります。誰も時計を見ていない仕事では払わないでください。割安なバッチ処理に回す、プロンプトを短くする、ユーザーが実際に体感する工程だけファストモードに残し、他は安いモデルへ移す、という選び方になります。
上の例はすべての入力トークンをキャッシュなしで計上しているので、再利用できる前置きがあれば合計は変わります——キャッシュはファスト料金を値引きするもので、消すものではありません。速度側も依然として上限であって計画値ではなく、Anthropic が公表するのは「出力トークン毎秒 最大 2.5 倍」までで、遅延のパーセンタイルも典型値も、個々のリクエストに対する保証もありません。そのためこのページで示せるのは、プレミアムの正確な金額と、時間側で何が変わるかの方向だけです。
このページの数字は、2026-09-22 に Anthropic 公式の価格ページとファストモード文書から読んだか、当サイトを裏付けるモデル価格レジストリ(Anthropic 料金の最終確認は 2026-09-22)から算出したかのどちらかです。今回も確認できなかったのは、Claude アプリでファストモードが使えるか、この機能に対するゼロデータ保持(ZDR)の課金条件、プレビューの終了時期、4.6 より前のモデルに長いコンテキスト用の階層があるか、そして 2.5 倍の主張の背後にある遅延のパーセンタイルです。これらのマスは推測せず「未確認」と出しています。
速さの値段を先に出してから買う
自分のトークン量を上記の料金に入れて、月額がどれだけ動くか確認してください。当サイトが追う全モデルの料金表を一覧で見ることもできます。