2026年7月27日 検証済み

OpenCode で Claude Fable 5 を使う

最も丁寧に見える設定こそが、動作を壊します。

結論

OpenCode 1.17.0 以降でサポートされています。opencode.json の model に anthropic/claude-fable-5 を設定すれば完了です。重要なのは否定形の指示です。name・limit・thinking をカスタマイズするために provider.anthropic.models.claude-fable-5 ブロックを追加しないでください。独自定義した項目は Fable 用の推論処理経路を外れ、エラーなしの空応答になります。

サポート状況

重大な罠が一つある状態でサポートされています。2026 年 7 月 27 日検証。Fable の推論サポートは 2026 年 6 月 9 日の「fix(opencode): support Claude Fable reasoning」というコミットでプロバイダの変換層に入り、1.17.0 で出荷されました。モデル指定は標準的で、完全 ID は provider_id/model_id、つまり anthropic/claude-fable-5 です。罠は issue #31738 に記録されています。claude-fable-5 が models.dev カタログから解決されない場合、つまり手動でプロバイダモデルとして追加した場合や、opencode.json がカスタムの name・limit・variants でカタログ項目を上書きしている場合、OpenCode はそれを汎用の Anthropic モデルとして扱い、適応的推論の処理を飛ばします。結果として、ストリームは 10〜20 秒動作し、エージェントループは正常に終了し、どのログレベルにも何も出力されず、画面には何も表示されません。

セットアップ

3 ステップで動かし、4 番目で動き続けさせます。

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    1.17.0 以降へ更新する

    Fable の推論処理は 1.17.0 で追加されました。1.15.12 と 1.16.0 で導入された Opus 4.7 以降向けの適応的推論制御が土台になっています。それ以前のバージョンでもリクエストは送れますが、このモデルの推論出力を正しく処理できません。

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    Anthropic プロバイダを認証する

    opencode auth login --provider anthropic を実行し、API キーを入力します。認証情報はプロジェクト設定の外に保存されます。これが望ましい形で、モデル ID はコミットする opencode.json に置き、キーは置きません。

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    opencode.json でモデルを設定する

    model キーに anthropic/claude-fable-5 を指定し、https://opencode.ai/config.json を指す $schema 行も残します。一時的に切り替えたい場合はコマンドラインで -m anthropic/claude-fable-5 を渡します。このフラグは設定ファイルより優先され、設定ファイルは「最後に使ったモデル」より優先されます。

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    カタログ定義には手を触れない

    このモデル向けに provider ブロックを追加したくなる気持ちを抑えてください。ドキュメントにある thinking オブジェクト付きの provider.anthropic.models の例は、より古い Claude モデル向けです。その書き方を Fable 5 に持ち込むことが、まさに無言の失敗経路を踏むきっかけになりますし、モデルが拒否する予算も送ってしまいます。

落とし穴

一つ目はエラーに見えないため、半日を失います。

  • 空の応答、ゼロトークン、エラーなし

    issue #31738 は症状を正確に記述しています。ストリームが開始し 8〜17 秒動作、ループは正常終了、保存されたメッセージは finish が unknown、すべての分類でトークンがゼロ、error は null、thinking も text のパートも存在しません。同一セッション内でも断続的に発生し、短いプロンプトは正常に表示される一方で長いものが落ちるため、ネットワークのせいにされがちです。モデルの上書きを削除すれば解消します。

  • サブスク利用にはプラグインが必要で、拒否時の挙動も変わる

    API キーではなく Claude Pro / Max のサブスクリプションを使う場合、コミュニティのプラグインが Claude Code の保存した認証情報で OAuth ベースのプロバイダを登録します。広く使われているあるプラグインは Anthropic のサーバー側拒否フォールバックを既定で有効にしており、Fable 5 が拒否すると同じ往復のなかで Opus 4.8 が回答します。便利である一方、一部のターンは黙って Opus で推論・課金されることを意味します。

  • ドキュメントの thinking 例はこのモデル向けではない

    OpenCode のモデル設定ドキュメントには、thinking の type を enabled にし budgetTokens を指定する Anthropic の例があります。これは Sonnet 世代のモデル向けの形式です。Fable 5 は budget_tokens を廃止し、enabled と disabled のいずれの thinking type も 400 で拒否するため、例をそのまま写すと深い推論ではなくエラーが返ります。

コストに関する注意

OpenCode のモデル解決順序(コマンドラインフラグ → 設定 → 最後に使用したモデル)は、タスク単位のエスカレーションを取り入れやすくします。opencode.json では中位モデルを既定にし、見合うタスクだけ -m anthropic/claude-fable-5 を使ってください。見落としやすいコストが二つあります。拒否時に Opus 4.8 へフォールバックする設定なら、その分は Opus 料金で課金されます。また issue #31738 の無言の失敗は、実際に時間を消費しながら何も生み出しません。長いセッションを始める前に、最初の数ターンが実際に表示されることを確認してください。

決める前にターミナルエージェントを比べる

OpenCode・Aider・Claude Code はいずれもターミナルから Fable 5 を実行できますが、失敗の仕方はそれぞれ異なります。連携ハブで、各ツールがこのモデルを実際にどう扱うかを整理しています。

よくある質問